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介護の現場、「ヒヤリハット」とは??

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事故の一歩手前、「ヒヤリハット」という言葉は、普通に生きてれば自動車免許取得の際にくらいにしか聞かないようなワードですが、介護や医療の業界ではよく聞く言葉ですよね。

僕も30代になり無資格で派遣介護士をして、普通免許取得して依頼、久しぶりに耳にする事になりました。

そんな「ヒヤリハット」ですが、具体的にはどんな事を指すのか?またどんな具体例があるのか?簡単にまとめます。

ヒヤリハット 危険な事故に繋がる一歩手前
ヒヤリハット事案に遭遇するとこんな感じになります。
yamada
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ヒヤリハットの次は、事故(インシデント)と呼ばれていて、報告書を書いたりご家族へ連絡したり、事故の重大性によっては会社全体を巻き込む事にも。。。

介護職の「ヒヤリハット」とは?

介護現場における「ヒヤリハット」とは、事故には至らなかったものの、「ヒヤッ」としたり「ハッ」と驚いたような出来事のことを指します。

たとえば、利用者が転倒しかけた、誤薬しそうになったなど、ほんの少しのズレや確認不足が原因で発生することで、事故の一歩手前とも言える重要なサインです。

転倒事故 ヒヤリハット 事故 介護の現場
利用者が転倒しかけた際にはこんな感じで皆走りますよね(笑)
yamada
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事故が起きる事と、起きる前とじゃ結果は全然違いますが、ヒヤリハットをどう処理するかで未来の事故を防ぐ事は出来そうですね。

介護ヒヤリハットの具体例

  • ベッドから立ち上がろうとした利用者がよろけた
  • 食事介助中にむせこみ、誤嚥しそうになった
  • 車椅子のブレーキがかかっておらず、移乗時に動いた
  • 利用者の薬の種類を一瞬間違えそうになった
  • おむつ交換中、周囲の介助物品が足元にあり、つまずきかけた
yamada
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ちなみに僕は介護職1ヶ月目くらいの頃、薬を飲ませる相手を間違えそうになったり、トイレ移乗時に利用者がふらつき転倒しかけた事があります。

介護の現場の「ヒヤリハット」を防ぐ方法

ヒヤリハットの多くは、日々のちょっとした意識や環境整備で防ぐことができます。報告や共有の文化づくり、日々の業務の見直しが重要です。

「怒られるから黙っておこう」とか、「面倒な事になりそうだから見なかったことにしておこう」とか、ヒヤリハット事案を隠蔽してしまう体質にならぬように報告し合える職場環境も大事。

情報共有 報告 予測 ヒヤリハット 予防策 対策
情報共有し合ってヒヤリハットの段階で事故を防ぎましょう。
yamada
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誰かが利用者にけがをさせたのに誰からも報告がない職場なんて絶対いやでしょ?(笑)

介護ヒヤリハットを防ぐ具体策

まずは前提として「情報を全体で共有して報告し合う事」があって初めて予防策を講じる事が出来ますよね。

「まぁ大丈夫だろう」と自身だけで終わらせていると、いずれは誰かが同じように「ヒヤリハット」を体験または事故として繋がってしまう事になります。

まずは「確認作業」を徹底しつつ、全体で報告・共有する事が大切ですね。

  • 声かけやアイコンタクトで確認を徹底する
  • 転倒・誤薬リスクが高い場面ではダブルチェックを実施
  • こまめな整理整頓で、物の配置を安全に保つ
  • 利用者ごとの注意点をチーム内で共有する
  • 定期的にヒヤリハット事例を振り返る研修を行う
yamada
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職員同士の関係性、信頼関係の構築も必要ですよね。また配薬直前のチェックだったり、フロアを定期的に見回るなどちょっとした確認作業を怠らない事は重要。

「派遣介護士」ができることは??

派遣という立場でも、ヒヤリハットへの対応・報告は非常に重要です。たとえ短期間の勤務であっても、事故を未然に防ぐ行動は信頼にもつながります。

  • ヒヤリとしたらすぐに報告し、再発防止の意見を添える
  • 施設のルールに従いつつ、自身の気づきも共有
  • 前職や他の施設での事例をもとに改善提案する
  • “見て見ぬふり”をせず、気づいたことは声に出す
yamada
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無資格の僕でも個人的に「これは事故になりうる事案では?」「これは一応報告すべきか?」と感じるような事柄は必ず職員に伝えて判断を仰いでいます。

介護施設の事故インシデントとの違い

「ヒヤリハット」と「インシデント(事故)」はよく混同されますが、明確な違いがあります。ヒヤリハットは未然の出来事、インシデントは実際に起きた事故です。

事故は利用者にケガや薬を提供し間違えたりなど、危険な事に巻き込んでしまっている状態の事ですよね。

こうなったらご家族への報告や謝罪対応、顛末書など色々とやる事が一気に増えます。介護職では一番起こしたくない事案の一つが事故(インシデント)になります。

ヒヤリハット びっくりすうる 泣いてしまう介護士
事故に繋がると泣いて落ち込んでしまう介護士もいますよね。
yamada
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ちなみにシフトの都合やご家族への連絡が着くタイミングによっては、事故を起こした本人以外が全力で謝罪する事もあります。。。

介護の現場の事故の例

介護の現場の事故では様々な事例がありますが、共通して「ほんの少しの気の緩み」や「ちょっとした横着」などから少しずつずれていき「ヒヤリハット」となり最後には事故に繋がります。

僕も少し気が緩んで利用者にケガをさせてしまった事が一度だけあり、起床時に二人介助が必要な利用者を、自己判断で勝手に僕一人で離床介助を行った際に起きた事故です。

  • 利用者が浴室で転倒し骨折した
  • ベッドから落下し打撲を負った
  • 誤薬によって体調を崩した
  • 食事中に誤嚥し、救急搬送された

これらはインシデント(事故)として報告され、再発防止策が講じられます。

ヒヤリハットは未来の事故を守る

「ただのミス」で終わらせず、ヒヤリハットを丁寧に拾い上げ逐一報告、職員全体で周知することが、重大な事故を未然に防ぐ第一歩です。

怖い思いをしたからこそ、安全への意識も高まります。日々の小さな気づきを報告・共有する姿勢こそが、未来の介護現場の事故を防いで安全を守れそうですね。

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