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新卒介護職員が知っておくべき「職場環境」の違い

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介護の仕事は、施設によってルールや雰囲気が全く違うので、新卒で入社した職場に早くも幻滅して「退職代行」を遣おうかと悩んでる人もいるかもしれませんね(笑)

介護の仕事って、「どの施設に入るか」で働きやすさ・続けやすさが大きく変わる――これは現場に出てから必ず痛感することの一つです。

yamada
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気合入れすぎた新卒の介護福祉士の職員ほど理想と現実のギャップに付いていけなくなる事もある。「最初の職場はお試し」だと思ってるほうが気が楽です。

この記事では、新卒介護士さんが入職する前に知っておくと役立つ「施設ごとでよくある違い」を、派遣でいくつかの現場を見てきた僕の視点で紹介します。

薬の扱い方の違いは“情報管理”と“責任感”の温度差

老人ホーム、介護施設では利用者持参のお薬や、常駐の医者や看護師からお薬を出してもらい、職員が飲ませる事になるわけですが、施設によって薬に対しての扱いが全然違うんですよね。

そのため、施設によって事故の確率がかなり変わる。笑っちゃうほど雑な施設もあれば、やり過ぎでは?と思うほど厳重にチェックしている施設もある。

yamada
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利用者に薬を飲ませ間違えたり、紛失する先輩職員とかいましたね(笑)

薬袋は「個人情報」として厳重管理

薬袋に記載された利用者の名前は「個人情報」として扱われ、ダイレクトにゴミ箱行きではなく一旦配薬後も捨てずに回収・保管している施設では事故はやっぱり少ない。

何かトラブルがあった際、誰が何を配薬したかを遡って確認できるように厳しく管理している施設では、配薬前は、複数の職員で同時にチェックを行い確認ミスがないように徹底されている事も。

yamada
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「配薬は間違えると大問題に発展するので責任重大。ヒヤリハット防止のためにルールはかなり細かく決めている施設は多いです」

ゴミ箱に「即廃棄」の施設もある

一方で、配薬前に名前確認と日付チェックのみで済ませて配薬後はその場で薬袋はゴミ箱に捨てる…といった簡略的な施設も。

そもそも、チェックから配薬まで全て一人の職員が行い、ミスが起きても簡単に隠蔽出来たり気付きにくい状況が当たり前の施設などもあり当然こちらが大事故のリスクが高いです。

yamada
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え?そんなんで大丈夫なん?責任は誰が?と素人の僕でも分かるほどには薬の扱いが雑な施設で管理職は目指したくないんじゃないですか?(笑)

面接時に「配薬の管理方法」「記録の取り方」などを質問すると、施設の安全管理意識が見えてきそうですね!

パワハラ気質な施設と、公平な施設の違い

介護施設の職員の中には、いわゆる「お局職員」「老害」などの職員もいたりします。面接時には人柄の良い人が面接したからって、所詮は窓口業務に抜擢されただけの一人でしかなく中身は見えない。

無事に採用され、期待を胸に新卒で介護施設へ就職したら思ってた職場環境と全然違う。。。という事はあるかもしれない。

yamada
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パワハラ気質の職場は先ほど書いた薬のチェックも実は甘い側の施設だったりもします。

昔ながらの“体育会系気質”が残る職場も…

昭和世代が覇権を握る介護施設では、職員同士の上下関係が厳しく、「教えてもらえない」「質問しづらい」「怒鳴られる」といった環境が当たり前の施設があったりする。

あ、僕は理不尽な対応には3倍で返すので黙らせますけどね(笑)

でも念願の福祉職を目指してきた若き新卒介護福祉士の職員達は「せっかく頑張って入職した施設でトラブルは避けたい」という気持ちが先行して我慢してしまう事も多いはず。

でも、パワハラ気質なバカに付き合う価値はないので、さっさと信頼できる上司に報告・相談することが職場改善に繋がり、今後の自分のためになる。

さらには、放っておくと「次の新しい職員まで被害に遭い苦しめる事」になり、今度は自分が老害職員上司へとなりなねない。

yamada
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その職場でステップアップしたいなら、例え新卒職員でも「問題から逃げる・我慢する」は選択肢に入れずに必要な事は戦う必要はあると思ってます。

一方で“意見を言いやすい”職場もある

新人でも積極的に意見を出せる雰囲気で先輩が丁寧にフォローしてくれる職場もあります。
こうした施設では離職率も低く、職員満足度も高めです。

人間関係はどこでも誰でも悪化させる恐れがあるし、そんな雰囲気のいい職場ですら肌に合わない職員ももちろんいるが、「比較的オープンで公平な職場なのは確か」なので当然こちらに馴染むべきではある。

むしろ、そんな環境でもうまくなじめなかったと感じた新卒介護職員は自分とも向き合い、直属の上司に真剣に「馴染み方が分からず戸惑う」と素直に相談する事が自己成長のカギになる。

職場見学時の「職員同士の声のトーン」「新人への対応」などを観察すると、職場の空気感がわかる事もあるので、出来る限り多くの施設を見てみるといい。

利用者への言葉遣いの基準が“明確にある or ない”

複数の職場を派遣で回ってきて感じた点の中には「利用者への言葉遣いのレベルの違い」がありますね。

完全な敬語で徹底された職場や、とくに言葉遣いでは指摘なくそれぞれの職員の裁量に任せられる職場があります。

ちなみに、どちらが正解か?というと、一般社会なら前者なものの、介護施設、とくに特養などになってくると「そうとも限らないな」という場面には多く出くわす事になるため「一長一短」です。

「〜さん」「敬語を徹底」などルールがある施設

特養などでは、「〇〇さん」「〜してくださいね」といった丁寧な声かけがマニュアル化されている施設もある。

職員が自分の事を「オレ」「うち」と言ったら厳重注意レベルの施設もあれば、「僕」「私」で徹底的に統一されて言葉遣いに最大限配慮している職場もある。

ぶっちゃけ認知症利用者の多い特養施設だとその辺はルーズになりがちですが、高齢者への尊厳ケアに力を入れている施設ほど、言葉遣いにも敏感です。

一方で「言葉遣いは自由」な現場も

忙しさや人手不足からか、言葉遣いがあいまいな現場も。中には「〇〇ちゃん」「あーしてよ」など、馴れ馴れしさを感じる場面もあります。

親近感に繋がる事もあれば、「なんでお前にそんな態度で言われなきゃいけないのか」と利用者から反感やご家族からクレームに繋がるケースも多々ある。

仲良くなる事が結果的に第三者の目では「ただただ馴れ馴れしく態度が悪く感じる」という事もあり、言葉遣いの自由度の高さは働きやすさにも繋がるものの緊張感のない職場になりかねないリスクはある。

とは言え、認知症の入所者に対しては「家族のような接し方が一番コントールも出来て関係性も安定する」という側面もあり、ご家族様からその辺の理解も得て運営している施設も多い。

yamada
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どちらが正しいかどうかに答えなんてないと思っています。自身の価値観に合った職場を選択すればいいと思います。

→ 入職前の見学時、職員と利用者の会話に注目してみましょう。

「職員の好き嫌い」で評価される?されない?

介護福祉士の新卒職員が一番不安な事は「人間関係」かもしれないですね。

先輩職員たちの「好き嫌い」で接し方が変わる姿を目の当たりにして意気消沈してしまう新卒介護士もいるかもしれません。

「同期のあの新卒には優しく接してるのに、こちらには厳しいじゃん」なんて思うわけです。

結論から言えば、「介護業界の役職持ち職員」なんて、ほぼ一般人と大差ないほど管理職としての心構えがない場合はよくあるので、そうなると他の職員も「バカ」だと思って気にしない事が一番ですけどね(笑)

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こんなもんです、ほんと。

派閥・ひいきがある職場も…

人間関係が密な介護現場では、時に“好き嫌い”で評価や仕事の割り振りに差が出ることもあります。

意味不明な仕事の評価とは無関係な「仲良し度」で人選を決める、または推薦する職員。その結果、「あの人は主任に気に入られてるからシフトがラク」といった不満が出やすい職場も存在。

ちなみに、人材を仕事の結果のみで評価せず“好き嫌い”の感情が加わる職場では「必ず人手不足に陥る」という致命的な問題を永遠に抱える事になる。

「そんな会社を私が変える!」と気合が入らないうちはハズレくじを引かされる事になる。

具体的に言えば「夜勤に回される」「遅出の出勤を大量に組まれる」など人手不足をまるで求人が悪いかのように無能管理職が気に入らない人員をそこへ回すため働く価値があるかどうか考えたほうが良い。

フラットな評価を意識する施設もある

介護施設の中には、勤続年数や好き嫌い一切関係なく公平な業務評価・キャリア支援制度が整っている施設もちゃんとあり、職員間の不平等感が少ない傾向があります。

定期的にフロア長やリーダーが職員へヒアリングを行い、不平不満や意見をキャッチして解決へ取り組んでいる職場がある。

新卒介護士職員は、一発目の職場で幻滅して辞めようと思った人は、あと2,3回は別の施設・職場も回ったほうがいいです。

評価してくれる会社組織はちゃんと存在してるので、いずれ見つかるのでわざわざ介護福祉士の資格まで取ってすぐに捨てるのはもったいないです。その資格、俺にくれ(笑)

X 派遣介護士 20代新卒職員の転職
騙されたと思って次の職場へ転職してみて?
yamada
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派遣介護士の僕でさえ、環境とそこで働く人の違いでパフォーマンスが全然変わります。現在は職員と同レベルの業務を日頃こなしてます。

その他にもある!施設ごとの環境差

新卒介護職員は、とにかく「自分に合うかどうかしっかり確かめたうえで続けるかどうか」を見極める事が先で、わざわざ「最初に入職した職場が全て」なんて一ミリも思わないほうが良いです。

働いてみないと分からない事って多いし、そもそも新卒の20代が一つの職場で10年20年働いたからって得られる経験値は少ないですからね(笑)

施設ごとに下記のように職場の環境や勤務スタイルは違う事なんて当たり前なので、自分の目的に合った職場を探す事が先決です。

yamada
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福祉学校からの流れで「入職」を選択するのってどうなの?介護士はどこでも大体採用されるし、タイミーでも派遣でも色々回ってから落ち着くほうが自分に合った職場見つかりそうです。

  • 休憩時間の取り方(しっかり1時間 vs 忙しくて取れない)
  • 残業の有無(慢性的にサービス残業がある vs 完全に定時上がり)
  • 夜勤体制の人数(2人対応 vs ワンオペ)

派遣介護士は「お試し」で現場を知るチャンス

実は、新卒から入職して正社員でがっつり働くより派遣でいくつかの施設を経験してみる方が自分に合う職場が見つかりやすいこともあります。

ちなみに、派遣介護士からスタートしてもいいタイプの人は以下の通り。

  • いきなり責任のある仕事は不安
  • 人間関係が合わない職場は避けたい
  • いろんな現場を経験してスキルを磨きたい
  • 資格取得の勉強時間を確保したい
介護職 環境 変えたい 疲れた 辞めたい
yamada
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「ここ無理かも」と思ったら我慢しすぎずに、環境を変える勇気を持ってください。

派遣介護職員と正社員の比較まとめ

項目正社員・契約社員派遣介護職員
給与昇給・賞与ありだがスタートは低め時給高め(夜勤・週末割増あり)
責任範囲配薬や記録業務など幅広い業務内容は限定されやすい
人間関係濃くなるぶん、合わないとつらいドライな距離感が保てる
シフト自由度固定シフトで調整しにくい自分で曜日・時間の希望が出せる
キャリアアップ資格支援や管理職ルートがある短期収入重視の働き方に向く

派遣介護士なら、もし人間関係が最悪でも契約期間が終われば次に行ける。正社員のように「辞めにくさ」を感じにくいのが安心ポイントといか、最初から逃走経路が確保されてるようなものです(笑)

別に新卒介護士職員から1年くらい遅れをとっても余裕で取り戻せるのが介護業界なんで(笑)

派遣で施設を色々回ってからでも遅れた分を自分に合った環境ならすぐに取り戻せるくらいには日々の経験値は少ないので、それなら「色々な施設を知ってるほうが強い」のは確かです。

yamada
yamada

介護職は「働く場所」で見える世界が全く違ってきます。新卒だからこそ、“施設選び”は慎重に選んでOKです。

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