介護福祉士という国家資格。不合格でも取得できるって…どういうこと?(笑)
介護分野で唯一の国家資格「介護福祉士」。本来なら養成施設で学び、国家試験に合格して初めて得られるはずのこの資格。
ところが現在、試験に“不合格”でも資格取得できる特例が存在し、その対象者が8000人を超えているというニュースが注目を集めています。
しかもその多くが外国人留学生。言語の壁などを理由に試験合格が難しい彼らにも働いてもらうための措置とはいえ、SNS上では「資格の意味がない」「試験制度が崩壊している」といった声が続出中です。

僕は不合格者には重大な問題が背景にある可能性も含まれてるから不合格なんだよ。と、思ってます。
介護福祉士・特例措置の概要とは?
- 2017年度から介護福祉士の資格取得には国家試験の合格が必要に
- ただし、介護福祉士養成施設を卒業した者には、不合格でも一時的に登録できる「経過措置」が導入
- 5年間介護現場で働けば、正式な資格取得者として認められる
- この措置は当初2021年度までだったが、2026年度卒業者まで延長

🔎【データ】養成施設を卒業した外国人留学生8,346人のうち、国家試験合格者は3,284人。残り5,000人超が「不合格だが資格取得」**という構図に。
SNSの反応:「国家資格ってなに?」「試験の意味ない」
介護福祉士、不合格者でも資格取得が出来る現在の構図に賛否両論…なわけもなく、ほぼ否定の声が集まっています。
ぶっちゃけ不合格は不合格で落とすから意味があるし、国家資格の威厳もなくなってしまうし。
反対派の声
「資格とは?」「国家資格の重みどこいった?」
― @milkcoffee221「不合格者がそのまま資格持ちって…笑えない」
― @glassmonkey0_0「不合格なのに就職、合格者が落ちる。逆転現象」
― @ohmasa_sukesan
不安・疑問の声
「日本語が不自由な介護士に家族を預けるの怖い」
― @tenguchan「事故起きても誰が責任取るの?」
― @mokeke_game「外国人に優しく、日本人に厳しい国」
― @spr52es9marble

そんな不合格者より無資格未経験から現場に入った俺のほうが仕事が出来る。かもしれません(笑)
なぜ不合格に?「言語の壁」だけではない
制度の趣旨は理解できるものの、そもそも福祉学校に通ったのに「なぜ不合格だったのか?」という疑問は未解消のまま。
言語や文化の違いがあるにせよ、国家資格という責任ある立場を担う上で、“必要な知識や技能”の習得は不可欠な介護福祉士という職業。
「勉強不足」「勤勉さが足りない」といった見方もあり、合格者からすれば「自分は努力して合格したのに…」という不公平感を持つのも無理はないですよね。


実習に来て、居眠りする外国人実習生とか見てきた俺としては「ダメな奴はやっぱりダメ」で不合格者ならなおさらだと思うんです。
合格者のモチベーションが下がらないか?
試験に合格して介護福祉士になった日本人や真面目な外国人にとって、不合格者が同じ肩書きを持って現場に立つという現実はどう映るのでしょうか。
- 試験の意義が揺らぐ
- モチベーションが下がる
- 資格制度への不信感が募る
現場では、合格者と不合格者の間で見えない“線引き”が生まれかねません。もはや不合格介護士には別の名称を用意する事で介護福祉士という国家資格の威厳は守れるとも思っています。


なんのために勉強してきたのか?と合格してきた日本人介護福祉士たちの気持ちを踏みにじってはいけないです。しかも国家資格が。
不合格者でも欲しい施設とは?人手不足は理由になるのか?
一部の介護施設では「働いてくれるなら誰でもいい」という雰囲気も否めません。ですが、不合格者に頼る構造のままで、施設運営の質が保てるの?(笑)という事にも繋がっていく。
- 経営継続を優先して不合格者を受け入れる
- 研修やOJTが機能していない
- 結果的に事故やトラブルが起きやすい
「不合格外国人でも良い」ではなく、「不合格者に頼らざるを得ない」こと自体が問題じゃないの?

そんなギリギリで運営する老人ホーム施設なんてさっさと潰してしまったほうが利用者も有能な人材にも嬉しいと思うんですけど?
不合格介護福祉士による予測されるトラブル
まずは不合格介護福祉士の多くは「外国人」だという事ですが、彼らが現場に投入されると起こる問題点についていくつかあげます。
言葉の壁を越えられないうえ、不合格レベルの知識量だと以下のようなトラブルは確定で起こります。
- 利用者に飲ませるものを取り間違える
- 薬の誤薬
- 食事形態の違うものを配膳してしまう
- 間違った介助をしてケガなど事故を起こしてしまう
- 利用者とコミュニケーションが取れずクレームに繋がる

ちなみに、僕の職場でも実際にあったトラブルも含まれており、「事故」は覚悟しておくべき。びっくりするくらいの事故が多発します。(笑)
介護という仕事の専門性を考えると…
「介護職=誰でもできる仕事」だと僕は思っているのですが、ここぞという時にはやっぱり「介護福祉士、国家資格たる能力が発揮するのはここぞという時」という場面はあります。
そういう時には無資格、未経験、不合格レベルの介護福祉士には到底何もできない実情があり、国家資格を持つ介護福祉士に頼る必要はある。
- 高齢者の命を預かる
- 医療・看護との連携
- 緊急対応能力
介護の仕事は専門性の高い職種。それなのに「資格制度が崩れるような抜け道」を放置するのは、本来の介護の価値を貶める行為ですよね。


数が足りない=外国人に頼るという考えをもつ老害には学生達や介護福祉士の新米たちは負けずに頑張ってほしい。
結論:「特例」は必要かも。でも“資格”の意味は守るべき
人手不足、外国人材の活用…。時代の要請は理解できなくもない。実際に僕が働く現場にも外国人はいるし、業務をしっかり把握し利用者と関係性も築き言語を理解している。
とはいえ、“国家資格”の重みを失わせるような特例が広がれば、介護業界そのものの信頼が揺らぐよね?と思っています。
- なぜ不合格だったのか
- どんな補完教育があるのか
- 本当に施設利用者の安心・安全が守れるのか
この議論は、「外国人がダメ」と言いたいのではなく制度の歪みをどう整えるかという、現場と国民全体に関わる問題かなって。
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